閉まってても諦めるべからず@昆明国際空港近くの東岳廟(2019.6.25)


ハロ~、久しぶりに更新なり。

今回は昆明郊外に見つけた東岳廟について簡単にご報告を。


2019年夏、厦門大学の友人たちと雲南旅行へGO。

といっても、各人思い思いの手段で現地(昆明)に集合。ぼくは硬座プロジェクト(※)実施中だったため、厦門から40時間近くかけて移動。(※)あらゆる移動は硬座で、という暇人専用プロジェクト


長時間の移動となったが、集合日より数日早めに到着。友人たちが来るまでひとりで無常(中国の死神)探し開始。方法は簡単、スマホの地図アプリ(ぼくは高徳地図ユーザー)に「城隍廟」や「東岳廟」(いずれも無常がしばしば生息している廟)と入力して、表示されたらそこに行くだけ。それらの廟はだいたい普通の観光旅行じゃ行かないような場所に立地しているので、道中「うわなにココ!」みたいな思わぬ発見が多くて楽しい(〈無常の導き〉と呼びたい)。


空港近くの大板橋という場所に東岳廟があるようなので行ってみることに(ぼくはバスで行ったが地下鉄も便利)。到着してみると確かに廟はあったが、残念ながら閉館中。しかし今度いつ来られるかわからないので、諦めずカギ探しにトライ。



「廟って今日開いてないんですか?」近くの雑貨屋さんにスマホゲームに勤しむお姉さんがいたので聞いてみた。するとお姉さんは「たまにしか開かないよ」とダルそうに回答。「誰がカギを管理しているんですか?」と尋ねると、「知らないよ」とのこと。「厦門からはるばるこの廟をお参りするために来たんです……まさか開いてないなんて……困ったなあ」と(若干ウソをこきつつ)しつこく食い下がると、お姉さんはスマホの画面に集中しながら「わかったから、ちょっと待ってろ」と言い、ゲームが一段落したところでおもむろに立ち上がり、懐から取り出したカギで廟の扉を開けてくれたのだった。なんとなくRPGの主人公になった気分。


廟内に足を踏みいれると、「無常殿」と掲げられた小屋があった(他に東岳殿と地蔵殿も)。小屋の中ではブッダマシンが微弱な音量でメロディカルに読経していた。


無常の像は見ての通り、なかなかチープかつ愛嬌のある作りだった。


とりあえずそんなかんじ。


無常のすみか

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